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2021/02/21
よもぎに含まれる香り成分が、女性特有のイライラ・不安を解消!?
からだのこと

アロマの香りでリラックス

よもぎに含まれる香り成分の「β-カリオフィレン」は、長崎大学医学部の研究において「女性のホルモンバランスの変化に伴うイライラ」を和らげる効果があるということがわかったそうです。

 

————AllAboutさんより抜粋

 

生理前や更年期などのブルーな気分にさよならできる!?

香りと女性ホルモンの関係に着目した「β-カリオフィレン」

長崎大学医学部 篠原一之教授

 

生理前、更年期、出産後など、女性ホルモンのバランスが急激に変化する時期に、精神的に不快な症状が生じやすくなります。「月経前症候群」や「マタニティーブルー」などの言葉としては知られていますが、こういった病気として認知されていない症状は、医学的にケアされずに、そのままやり過ごすしかありませんでした。


私は、ヒトフェロモンや香りが人間の生理や精神状態に与える影響を調べているうちに、生理周期によって香りの効果が異なることに気がつきました。そこで、効果が期待できそうな9種類の香りを女性の被験者に嗅いでもらい、不安やうつといったことにどう変化が表れるか、臨床実験を始めたのです。


そこで、最も効果が認められたのが「β-カリオフィレン」という単一の香り成分。これは、イランイラン、黒コショウや芳香シクラメンなどの香りの成分でもあり、食品に含まれている物質です。


「β-カリオフィレン」はいつでも効果があるというわけではありません。うつやイライラなどの女性特有の不安症状が現れやすい、女性ホルモン(黄体ホルモン)の血中濃度が変化する時期に効果があるというのが、この香り成分の大きな特徴だといえるでしょうね。


実は、不安やストレスを感じると、脳もダメージを受けているのです。それが、女性ホルモンのバランスを司る視床下部、大脳辺縁系にまで影響が及ぶと、心身ともにさまざまな影響をもたらします。そのようなときにおこる不快症状を緩和してくれると注目されているのが、香りのもつ作用です。嗅覚は五感の中でも、生理反応に直結する重要な感覚。香りの分子は鼻の奥の粘膜で察知され、嗅覚神経を通って、視床下部、大脳辺縁系に直接伝わります。

 

薬や注射などでは、服用した成分が血液を循環して効果を発揮しますが、嗅覚神経を通じた成分は神経伝達のみで作用するため即効性があり、副作用もないので安心です。

 

「β-カリオフィレン」の香り成分で、疲れた脳をリラックスさせる「香り療法」はいたって簡単。落ち込んだ時やイライラしている時に、コットンやハンカチなどに数的たらして、10分程度香りを嗅ぐだけです。心身の自然治癒力を高める、新しい分野のリラクゼーション法として、産婦人科をはじめとした医療施設にも導入されています。また、薬の服用とは異なるので、気分がすぐれないときにいつでも安心して使用できます。

 

————————

 

よもぎの他には、イランイラン、クローブ、ブラックペッパー、マージョラムなどにも含まれるそうなので、落ち込んだり時やストレスを感じた時には、上手に香りを活用して、気持ちを「リセット」できるといいですねー♪

 

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