2015/10/03
【冷えと婦人病の関係】
からだのこと
【冷えと婦人病の関係】
「 冷え」は生理痛や生理不順、子宮の病気などといった
女性特有の「婦人病」と大きな関わりがあるといわれていますが、
もっと詳しく知りたい…。
一体どう、関係しているのでしょうか??
そもそも「冷え」と「婦人病」の関係は、
毎月訪れる「生理」へ及ぼす影響が大きいといわれています。
毎月妊娠に備えて子宮の内部には、
赤ちゃんのベッドとなる「子宮内膜」が作られます。
排卵後に受精せず、不要になってはがれ落ちた子宮の粘膜(子宮内膜)は、
血液と一緒に体の外に排出されるのですが、
その子宮のお掃除をしてくれているのが、毎月の生理。
そして、この「ベッドメイキング」と「お掃除」は、
約28日周期で繰り返されています。
ところが「冷え」は、この排出機能を低下させてしまうため、
不要な子宮内膜が、
子宮内に古血(ふるち)として残留してしまったり、
卵管を逆流して腹部に溜まってしまったり、、
その古血の中には老廃物も含まれているため、
子宮内膜症や子宮筋腫、
卵管狭窄といった病気の引き金になってしまうことも…。
また「冷え」による血行不良は、
自律神経やホルモン分泌の乱れも引き起こし、身体への栄養や酸素も滞りがち。
そのような状態が続くと排卵機能や卵胞の発育にも支障をきたし、
これは“不妊症”の原因にもなってしまうそう。
このようなことから、最近では「冷え」の改善に重点をおいて
「婦人病」を治療する婦人科も多くなってきているようです。